アートがオフィスを変え、空間が働く気持ちを変える ~Acallのオフィスにアートが生まれた日~ 

オフィスの壁といえば、白くて無機質なものを思い浮かべる方が多いかもしれません。でも、その壁が「一度見たら忘れられないアート」に変わったら? そんな変化があったら、ちょっとワクワクしませんか? 

前回の記事では、オフィスアートの可能性や効果について深掘りしました。リモートワークの普及によって、オフィスの役割が変化する中、アートは創造性の促進、モチベーション向上、企業ブランディング、コミュニケーションの活性化など、多様なメリットをもたらすことが、さまざまな事例や調査からわかっています。そして、私たちAcallも、その可能性を実際に体験してみることにしました。 前回の記事はこちら 

今回は、Acallのオフィスに登場したアートの制作秘話や、それを目の当たりにしたメンバーたちのリアルな声をお届けします。この記事を読み終えたとき、オフィスアートの魅力がより身近に感じられるかもしれません。 

Acallオフィスに誕生したアート

今回のAcallオフィスアートプロジェクトは、企業とアーティストをつなぐサービス「コラボニュー」の協力のもと、コロンビア出身のLedania(レダニア)さんと、スペイン出身のSakoasko(サコアスコ)さんという2人の国際的アーティストによって実現しました。 

LedaniaとSakoaskoの共同アカウント(Colmillos de Dragon)でAcallでのアート制作風景を投稿いただきました。https://www.instagram.com/reel/DFMVTh1yk6H/

アートが描かれたのは、オフィスの入り口すぐ右手にある大きな壁。この壁は、オフィスに入る人なら必ず目にするだけでなく、座席の半数以上からも見えるという、まさにオフィスの象徴的な場所です。 

「この壁にどんなアートが生まれるんだろう?」
その場にいたAcallメンバーは、興奮と期待を胸に、2人のアーティストが壁と向き合う姿を見守りました。 当日、私もすぐそばで制作の様子を眺めながら働いていたのですが、驚いたのは彼らのスタートの速さ。真っ白な壁を前に、迷うことなくスプレーを吹きつけ、色を重ね、形を作り出していきます。彼らは事前にAcallのビジョン、ミッション、バリューをもとに構想を練り、デザインを考えてくれていました。 

そして約4時間後、エネルギッシュなアートが誕生しました。  

オフィスに彩りが加わると、その場の雰囲気が一変します。これまでシンプルな空間だった場所が、個性と活気に満ちた場所へと変わりました。オフィスにアートが描かれてしばらく経ちますが、壁に刻まれた色と形が、働く人々に新たなインスピレーションを与え、普段とは違った視点をもたらしてくれるような気がしています。 

特別な瞬間を形に~作品に込められたメッセージ~

アートが生まれる瞬間を見ながら、「アーティストはどこからインスピレーションを得るのだろう?」という疑問が浮かびました。彼らに尋ねると、こんな言葉が返ってきました。 「アイデアは常に、私たちが作業する環境から生まれます。作品が置かれる場所に、多くの愛と情熱を注ぎたい。だからこそ、まずその場の空気を感じ、理解することが大切なんです。」 

彼らのアートは単なる「かっこいい絵」ではなく、その空間と人々に寄り添うもの。その想いが色彩となり、形となって、オフィスに息づきました。 Ledaniaさんは洗練された幾何学的なデザインで知られており、Sakoaskoさんは鮮やかで躍動感あふれる作風が特徴的です。この異なる個性が融合し、Acallのオフィスに唯一無二の作品が誕生しました。 

「私たちにとって、今この瞬間に日本にいること自体が特別。この特別な時間をオフィスに訪れる全ての人に感じてもらいたいと思い、このアートを描きました。」 
「オフィスは忙しい場所だけど、このアートによって、少しでも空間が魅力的で、幸せで、ユニークなものになれば。」
アートとは、日常を少し変える魔法のようなもの。彼らの言葉を聞いた後、私はこの絵が「もっと自由な発想を持とう」というリマインダーのようにも思えてきました。 

Acallメンバーが語る「アートのあるオフィス」

このアートプロジェクトについて、あえて社内全体には事前に告知していませんでした。知らされていない方が、先入観を持たずにアートの力を感じてもらえる考えていたところ、想定通りさまざまなリアクションがAcallメンバーから得られました。 

「出社した瞬間、びっくりしました!」「カラフルで大胆なモチーフに圧倒された!」 アートが目に入った瞬間に、驚いて立ち止まったり、一度通り過ぎたのに二度見したりなど、驚きが隠せないようでした。 

時間が経つにつれて、アートはオフィスの景色として馴染み、さまざまな声が聞こえるようになりました。 「アートが会話のきっかけに。まさかオフィスでアートの話をする日が来るとは!」「来客があると、まずこのアートについて話題になる。」 まずはコミュニケーションのきっかけになるという役割が一番大きいようです。 

さらに、仕事のスイッチを入れる効果も。 「出社してこの絵を見ると『仕事するぞ!』って気持ちになる。」「仕事の合間にふと見上げると、エネルギーをもらえる。」 時間が経っても変わらない魅力や、オフィスアートが定着して生まれる効果も感じるようになりました。 

私自身も、このアートがオフィスに導入されてから、意識が少しずつ変わってきました。オフィスにいる時間は、もっと自由に過ごしていいのではないか、と感じるようになったのです。

これまで、「職場だからもっとちゃんとしなきゃ」「静かに黙々と仕事をしなきゃ」と無意識のうちに思っていました。しかし、そんな空間に、ポップな色合いとインパクトのあるアートが加わることで、「オフィスらしさ」にとらわれない働き方をしてもいいのでは?と考えるように。 もちろん、TPOをわきまえ、会社のカルチャーを尊重し、他の人に迷惑をかけないことは大前提です。それでも、「目立ちそうなことはしない」「みんながやっていないことは避ける」といった謎の固定概念が、少しずつ薄れてきています。 たとえば、自分のPCスタンドを持ち込んで働きやすい環境を整えたり、「この作業は30分で終わらせる!」と決めて会議室を予約して集中したり、お昼休みに外を散歩してリフレッシュしたり。些細なことかもしれませんが、オフィスでの過ごし方が、アートをきっかけに意識的に変わっていきました。 

アートがもたらすのは、ただの装飾ではなく、働き方そのものを見つめ直すきっかけなのかもしれません。 

アートが生み出す未来~働く環境に新たな可能性を~

アートが生まれて約2ヶ月。最初はちょっとびっくりだったアート作品もAcallオフィスにもすっかり馴染みました。アート導入により得られた好影響はAcallメンバーたちも実感しているようで、オフィスアートに関するプロジェクトアイデアが続々と湧き上がっています。 

「自分たちで絵を描くワークショップをやってみたい。」 
「オフィスの別のスペースにもアートを増やしたい!」 
「美術館へフィールドトリップに行ってみたい。」 

1枚のアートが、こんなにも新しいアイデアや体験を生み出す。これこそがアートの力なのかもしれません。 

白い壁がカラフルな物語を持つ場所へと変わったように、オフィスアートは人々の心に新たな風を吹き込む種を蒔いていきます。 みなさんのオフィスにも、アートの種を蒔いてみませんか?アートの種が根づき、日々のオフィスに新たな息吹と彩りをもたらしていくかもしれません。

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